コスミックコーポレーション

新型タバコが流通する時代　たばこ規制政策をどう評価するか~シンガポールの事例を紹介~

電子タバコを禁煙補助具とする主張がある一方、非喫煙者が電子タバコから紙タバコの喫煙を始める“ゲートウェイ効果”が指摘されている。電子タバコが禁止されている地域には、健康への影響と新規喫煙リスクを考慮する必要がある。筆者らは電子タバコを禁煙補助具と考えておらず、本研究では、電子タバコが禁止されているシンガポールにおいて、将来的な電子タバコ導入の是非を含め、複数のタバコ規制政策の効果を定量的に評価した。

ポイント

電子タバコが普及していない地域で喫煙率の低下に効果があると考えられるのは?

• スモークフリー世代の導入や2年ごとの増税政策（※電子タバコの処方箋導入や自由販売の効果は限定的）

• 最低年齢引き上げ＋5年ごとの増税＋電子タバコの処方箋導入の複合政策

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